ただの顛末。
一つ年下の女性。
重役に気に入られて、特別な配置になった。
それだけじゃなく、その女性はまわりみんながチヤホヤしなきゃいけないことになった。
可愛がっている側の重役の機嫌を損ねないために。
別にわたしと大きく関わるわけではないから、こんなことになるとは思わなかった。
まずはその人の歓迎会の幹事をまかされた。
自分はこの会社で歓迎会をされたことがなかったから(わたしの入社が超絶繁忙期かつ、上司がその後すぐうつ状態で長期休暇に入ったせい)、仕組みがわからず、叱責された。新婚旅行にかさなってしまい、予約が後手になったのもよくなかった。
歓迎会でもいろいろトラブルがあり、わたしは足に怪我をしたり、精神的にショックを受けざるを得ないことを何人にも言われた。
仕事で行き詰まって、不甲斐なく思っていたわたしには辛い言葉だった。
外見を揶揄されたり、店内で喫煙できない会場を選んだだけで役立たずと言われたり、とにかくもういいことがひとつもなかった。
酔った上司の介抱をまかされ、本来乗らない路線の電車に乗ってしまった。
残業つづきでつかれていたのもあり、終電も乗り過ごし、タクシーで6,000円くらいかけて家に帰ってきた。
これが二ヶ月前のこと。
このきっかけで夫と大ゲンカし、転職を決意したのだけど、それはまた別の機会に。
ほんとついてなかったなあ。